こんにちは^^
名古屋市名東区の快適貸し農園 「Vegetale di 極楽」の管理人の加藤です^^
自由研究についての続きです。
自由研究という夏休みの宿題の中でも大きなものが早々に終わると、
冒頭の写真の女の子のように晴れやかな気持ちになりますよね(^O^)
さて、前回は総論的な内容で終わってしまったので、
こちらの記事のほうが具体的な自由研究のネタ的にはいいかもしれません。
(内容自体は前の記事のが重要だと思いますが。)
というか、ちょっとでもお役に立てるところがあれば幸いです、というかんじで、
お気楽に書いているので、気楽に読み飛ばしてください(^o^)丿
あ、自由研究の時期の問題がありますよね。
①研究対象の素材の用意も研究時期も、夏休みの期間内で全部行わないといけないのか
②研究が夏休みの期間に「被って」いれば、素材は夏休み前から準備しておいた素材を使用しても構わないのか、
制約が分かりませんが、①の方が厳しいので、
貸し農園を用いた自由研究の例として条件①のものを挙げてみます。
(研究対象の用意を夏休み中にして、研究自体は夏休み前に行うパターンは観念できないので除外します。
また、さすがに、研究対象の用意も研究も夏休み前に済んでしまったものはダメだと思うので、これも除外します。
あ、まぁ、これは夏休み中にしたことにすればいいんですが、
野菜だと時期があるのでものによってはバレるかも?)
簡単に書いています。
実際にこれをそのまま使うのは適当に書いたので何卒お控えください。
恥ずかしくて管理人が蒸発します。orz
あくまで参考例でお願いします。
自由研究例1 ニンジンの共育ち
1.研究の動機
家族で楽しむため、貸し農園を借りて野菜を作っている。
ちょうど7月末頃は、ニンジンの種の蒔きどきである。
ところで、ニンジンの育て方についての本を見たところ、
ニンジンは「共育ち」という性質があると書いてあった。
これは、ニンジンが小さい時は「近くに他のニンジンがあった方が生育がいい」というものだった。
(※「共育ち」は、あくまでニンジンが小さい時の性質です。)
そもそも、野菜というのは生育距離が近ければ、互いに栄養を奪い合ってしまうので、生育が悪くなる。
そうだとすれば、ニンジンの「共育ち」という性質は、
これが本当だとすれば、普通の野菜と逆の性質を持っているようにも見える。
そこで、ニンジンの「共育ち」の性質が本当なのか、実験してみることにした。
2.研究の方法
比較するには、対照実験を行う。
対照実験とは、考察対象の要素以外の要素を同じくした群と比較することで、
考察対象の要素が結果に対して有為な影響を与えていることを証明するための実験である。
冒頭のニンジンの共育ちの性質に照らして、最初に種をまく間隔を、
(Ⅰ)1cm間隔(本に載っている、ニンジンの種を蒔くとされる間隔)と、
(Ⅱ)7~8cm間隔(最終的に間引きをした後の間隔。これが対照実験群)
の(Ⅰ)(Ⅱ)で行うことにする。
日照、水やり頻度、風通し、肥料などの要素は(Ⅰ)(Ⅱ)共通の条件で行う。
3.研究結果(※ 日付と記述は適当です)
(1)7月22日、
(Ⅰ)(Ⅱ)とも種をまく(写真1)。
(2)8月3日、
(Ⅰ)(Ⅱ)ともほぼ全て発芽し、順調に生育しはじめる(写真2)
(3)8月12日
(Ⅰ)全体的に・・・cmになったので、最初の間引きを行う
(Ⅱ)発芽はしているが、まだ・・・cm程度のものが多く、(Ⅰ)より成長が悪い(写真3)
(4)8月28日
(Ⅰ)全体的に・・・cmになったので、2回目の間引きを行う
(Ⅱ)まだ・・・cmなので、2回目の間引きに着手できない。(Ⅰ)より成長が悪い (写真4)
4.研究により導かれる結論
3.(3)(4)より、ニンジンには共育ちの性質があるといえる。
ニンジンはどうせいずれ間引きするから距離が近い株どうしが最終的に全部は残ることはない。
しかし、最初は近い距離で種を蒔いてその後間引きをした方が、
最初から最終的に間引きした(共育ちが生じえない)間隔で種を蒔いた株よりも成長がいい。
・・・これはあくまで簡略化した一例です(骨子だけ書いたので、もう少し膨らませて書く必要があります。)し、
写真や研究パターンももっとたくさんあった方が面白いと思います。
たとえば当園だと1区画10.5㎡~なので、大体3~4畝作れます。
上記実験は1畝あれば十分(1畝の半分くらいでニンジンを2列で種まきできるので、1/2畝くらいでも可能です。)なので、
同時に他の畝では違う要素に着目した対照実験をしてみても面白いですね。
ニンジンを育てる時のちょっとした注意点?
なお、「共育ち」は、ニンジンが「小さい頃」の性質です。
ニンジンはまず下に伸びて(地中に細い根をのばします。間引きすると分かります。)、
ある程度地中に根をのばすと、その根が太く肥大してきます。
そのため、ニンジンが育つ間隔が狭すぎれば、当然大きく育ちません。
(本来横に肥大できるところに別のニンジンの株がある訳ですから。
過密状態は、まさしく通勤ラッシュ時の電車内みたいなかんじでしょうか(^_^;))
そのため、小さい頃は共育ちをさせておいて、
ある程度大きくなったら最終的に7~8cmの間隔にして育てる、
というのが最も効率のよい方法のようです。
あっ、すぐ上のところで、他の畝では違う要素に着目した対照実験をしても、と書きました。
この具体例など、もうちょっとだけ書きたいことがありますので、
自由研究についてのブログはもう1回続きます。