こんにちは、Vegetale di 極楽の管理人です^^
夏野菜の植え付け時期ですが、夏野菜に限らず、
何にどのくらいの水をやっていいのかわからない、という人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、今回は水やりについて書いてみようと思います。
といっても、最初に結論を。
実際、いくつか本を調べたり詳しい人にも聞きましたが、
「一律に何日に一度やるべきだ」という確固たる(機械的な)やり方はないようです。
どうしても、野菜の種類、生育段階、土質、気候、季節で変わってきます。
個別の野菜のページでは適宜水やりについて触れている本もなくはないですが、
総論として、一般的に水やりのやり方について書いてある本はなかなか見つかりませんでした。
じゃあどうしたらいいんだ!?と思いますよね。
私も調べていて思いました(笑)
ですので、一応目安だけ書かせていただきます。
強いて言うなら、ですが、
土が乾いたら(表面ではなく、1~2cm掘った部分が乾いていたら)水やりをする、です。
以下、詳述します。
本で調べたり、詳しい人に聞いた内容を、要約しています。
種まきの時の水やり
まず、種が休眠から目覚めて発芽するのに必要なのが、気温、水、酸素です。
これに加えて、日光が必要になる野菜もあります。
ですので、種をまいたら、しっかりと水をあげて下さい(^-^)
水は種が休眠から目覚めるのに必要な条件ですから、
種をまいた後にしっかりと水やりをすることの必要性について争う人はいないはずです。
種をまいた後は、安心してたっぷりと水やりをして下さい(*^_^*)
苗を植え付ける時の水やり
これも争う人はいないと思います。
根がしっかりと張るまでは、たっぷりと水をやって下さい。
種が発芽したり苗が根付いた後、成長していく時
ここは難しいところです。
野菜によりけり、というところもあります。
佐倉朗夫著「有機・無農薬栽培で安全安心な野菜作り」の100頁には、
「露地栽培なら、水やりは基本的に種まき時と植え付け時以外必要」ないが、
「天候によりしおれるようなら根つくまで水やりを」する。
ただし、「毎日少しずつ水やりをするのはよくない」、
「あげるときにはたっぷりと水やりをし、多少しおれても(水ををやるのは)ガマン」するべき、と書いてありました。
この本ではありませんが、露地栽培であれば、水をやらなくても基本的に枯れることはないそうです。
しかし、良い野菜を作るのに、やはり水は必要だと思います。
なぜなら、光合成のために水が必要ですし、
肥料も水に溶けたものが根から吸収されるからです。
野菜の種類による違いですが、
根菜類や豆類は、実が大きくなる時に水を必要とします。
タマネギ、ジャガイモ、サツマイモなどは収穫時に土が乾いている方がいいですが、
実が大きくなる時期に(晴天続きなどで)乾燥しすぎたら、水をやる方がいいようです。
ただし、根菜類は、乾燥の後急激に水をやると割れてしまうことがあるので注意です。
サトイモ、クウシンサイ、アスパラは、特に水を好む野菜の様です。
水やりのタイミングは?
どの季節でも、朝水やりできるならOKのようです。
「水やりは朝」と覚えておけば間違いはないみたいですね!
とはいえ、昼から雨が降るようなら無理してやる必要はないでしょうし、
勿論、絶対に朝ではないといけないというわけではないようです。
ただし、真夏の昼の水やりと、真冬の夜の水やりは避けた方がいいようです。
前者は、水温が上がってしまうので植物を痛めてしまうから、
後者は、水が凍ると水分が吸収できなかったり、水が凍って体積が膨張すると根を傷めてしまうからのようです。